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シンスプリント

シンスプリント

シンスプリントとは

ふくらはぎの内側や前側に痛みがでる症状で、中学生や高校生に多い障害とされています。 
陸上競技や、サッカー、バレーボールなどのランニングや、ジャンプを繰り返す種目で多く見られます。運動をあまり行っていなかった新入生や、合宿などで集中的にトレーニングを行った時に起ります。

 

症状

 

 

原因

ランニングやジャンプにより下腿の内側の骨に何度も刺激が加わることと、足首や足の親指で地面を蹴る筋肉が、すねの骨膜を引っ張り炎症が起こる為だと考えられています。 誘因となるものとして
①練習量の増加    ②下肢の筋力低下、柔軟性の低下 
③走る場所が硬い    ④靴が自分に合っていない
などが考えられています。

 

診断

診察では、問診および、理学的検査から、シンスプリントと予測できますが、疲労骨折やコンパートメント症候群などの鑑別の為画像診断は欠かせません。

 

治療

 

リハビリテーション

患部の炎症が軽減したら、症状にあわせて運動療法を行っていきます。再発に注意してスポーツ復帰を検討していきます。

①物理療法…超音波など使用し、患部の炎症軽減図ります。

②ストレッチ…足関節周囲(ヒラメ筋、後脛骨筋、長趾屈筋)

③筋力トレーニング…チューブトレーニング・股関節伸展運動・タオルギャザー

④アライメント改善

・ランニングフォームや歩行動作、筋力強化練習の動作姿勢を改善します。

⑤ジョギング強度の調整

・ランニングと歩行を交互に繰り返し、徐々にスピードや強度をあげていきます。
・柔らかい地面から硬い地面へと変えていきます。

⑥その他

・クッションのある靴やインソールの検討を行っていきます。
・クッションのある靴やインソールの検討を行っていきます。

スポーツ復帰の時期や、治療内容などは医師、機能訓練士がアドバイスをしていきますので、お気軽にご相談下さい。